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歯の生え変わりについて

【欠かせない乳歯からの虫歯予防】
生後3ヶ月から6ヶ月頃に生え始めて通常20本ある乳歯から、永久歯に生え変わる時期は6歳頃からとされており、12歳頃までの間に行われます。乳歯に関しては、抜けてしまうものだから虫歯になっても大丈夫だと思ってしまう人も多いかもしれませんが、虫歯を放置しておくと永久歯にまで悪い影響が出てしまうので注意が必要です。永久歯は乳歯の下で成長しているので、乳歯が虫歯などのトラブルを抱えることにより、永久歯の変色や変形を招いてしまう他に、乳歯が自然な生え変わり前に失われると、永久歯の歯並びに影響を与えることがあります。また生えたての歯に関しては、成熟した歯に比べて表面が粗いので汚れが付きやすい上に、酸にも弱く虫歯になりやすい状態です。加えて、乳歯が虫歯にかかっている場合には、その隣の永久歯も虫歯のリスクが高まります。そこで、乳歯はもちろん、生えたての永久歯にも積極的な虫歯予防が必要とされます。

【乳歯や生まれたての永久歯を虫歯から守る具体的な方法】
主に歯科で行っている乳歯の虫歯予防は、フッ素の塗布やフッ素洗口法などフッ素が利用され、家庭でも行えるように様々なタイプのフッ素剤が売られています。小学校でも学校によっては、フッ素洗口を週一回のペースで行っているところもあるようです。また、シーラントと呼ばれる、虫歯になりやすいとされ歯磨きも難しい奥歯の溝に樹脂を埋め込む方法も保険適用される予防処置として行われています。こうした予防処置に加えて重要なのが、日常的に行われる歯磨きというのは、言うまでもありません。そこで、歯科ではブラッシングの指導も行っており、ここで正しい歯磨きの方法を知り、正しい歯磨きが習慣化される事で、将来的な虫歯予防にも役立ちます。歯の生え変わりについては、乳歯や生えたての永久歯をどのように虫歯から守るかといった点が、非常に重要になります。将来の歯並びなどに影響を与えない為にも、生え変わり時期の子供の歯のケアに関しては親と子供で一緒になって取り組んでいくと良いでしょう。