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顎関節症について

若年層から高齢者まで、幅広い年代層で発症する可能性があり、日常生活のふとしたきっかけからも発症のおそれがある顎関節症は、近年では、特に20代から30代の女性が多く発症していることが分かってきています。いまだ治療方法は確立していないため、基本的には発症させないことが重要とされています。ここでは、ならないためにはどうすれば良いのか、という点に着目して顎関節症について説明していきます。

症状と原因について
顎関節症の代表的な症状は、顎の運動障害と痛み、間接からの雑音の3種類に分類できますが、この他にも耳鳴りや頭痛、難聴など他機関の機能不全にまで及ぶ場合もあります。現在、原因は特定されてはいませんが、顎に負担がかかるような生活を送っている人が発症しやすいという傾向があるようです。具体的には、頬杖をつく習慣のある人や、柔らかいものしか食べていない人に偏っています。また、大きく口を開けて笑うことや欠伸など、日常生活のふとした動作がきっかけで発症するケースもあるようです。したがって、一因とも言われている上記行動を少し注意しながら、生活を送ることで、予防は可能です。

治療と治療費について
専門治療の広告を出す病院や医療機関は多くありますが、病院によって治療方法が違うため、患者自身に合った治療をしてもらえる機関を探さなければなりません。歯科の先生に診てもらう人も多いようですが、口腔外科で診てもらうのも有効な手段と言われています。最後に、治療費についてです。治療時に特殊な器具を用いる場合は、治療費が少し多くかかるかもしれませんが、高額なものにはなりませんので、その点は心配ありません。

解明されていないからこそ、専門家の意見を聞く
顎関節症は、悪化すると、日常生活にも支障を来すほどの症状が表れてしまうため、早めの治療をしなければなりません。また、明確な治療方法が確立していない以上、完治するかどうかは分からないので、予防することも重要になってきます。もしも症状が出ているのならば、早めに専門家に診てもらうことをお勧めします。また、治療方法が自分に合っていないと感じたら、他の先生にも相談してみるのも効果的です。最近では独学での治療法も話題になっており、インターネットサイトでその治療法が紹介されていることもありますが、やはり、様々な可能性も考えてもらえる専門家に治療してもらうことが、完治に向かう一番の早道と言えるでしょう。